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フィルヒース(Phil Heath)とは?トレーニング、生い立ちについて

「The Gift」(天から与えられた男)

 

あまりにも驚異的な肉体と、これまでの経歴から、そう呼ばれている男がいます。

そうです。

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フィルヒースです。

ミスターオリンピアというボディビルの世界大会にて、連覇を続け、今もなお圧倒的な強さを誇っています。

 

しかし、「the Gift」とすら称されるフィルヒースですが、決して今の地位に登り詰めるまでの道のりは平坦なものではありませんでした。

 

今回は気になるフィルヒースのハードなトレーニング内容や、生い立ちに関して、まとめました。それではいきましょう。

 

フィルヒースの基本情報

まずは、フィルヒースの基本的な情報を簡単にご紹介します。 

身長 175cm
体重 111.1kg-115,7kg
国籍 アメリカ合衆国
生年 1979年

 

身長は、175cmとそこまで大きくはありませんね。

にも関わらずこの体重。アタマオカシイ。

 

また、生まれは1979年ですから、けっこういいお年です。

年齢にも負けず今もなお、進化を続けるフィルヒース。

こんなおじさんになりたいですね。

 

フィルヒースの生い立ち

続いて、フィルヒースの生い立ちをご紹介します。

 

生まれてから

フィルヒースは1979年、アメリカのワシントンはシアトルに生まれました。

昔から体を動かすのが大好きだったそうで、アクティブな少年でした。

 

ご両親は仕事で成功を収めていましたが、その分かなり多忙であり、あまり家でフィルヒースの面倒を見ることがでなかったといいます。

そのため、幼いころからフィルヒースは、「自分のことを自分でやる」という基本的なスキルが身についていきました。自分で料理もするし、掃除もきっちりやっていたようです。

 

それはそれで、寂しかったんじゃないかなーと思います。

ですが、幸か不幸か、そのおかげでトレーニングにおいて最も重要なファクターと個人的には考えている「自律」する力が養われたんだろうな、と思います。

 

そんなフィルヒースですが、スポーツはバスケをずっとやっていました。

高校生のときも、部活で大活躍しており、見事コロラドにあるデンバー大学にスポーツ奨学金付きで入学を決めます。

ちなみに専攻は経営学・IT関連だったそうですよ。

 

フィルヒースは当然、大学でもバスケを続けていました。

毎日練習をする中で、ジムでウェイトトレーニングを行う機会も増えていきました。

 

が、このジム通いがきっかけで、フィルヒースがボディビルダーを目指そうと思ったわけではありません。

フィルヒースは純粋に、ウェイトトレーニングを行うことでジャンプ力を高めたり、バスケでもっともっと活躍したいと考えていたのです。

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(バスケをやっていたフィル少年と、その後別人と化したフィル) 

ボディビルの世界へ

そんなフィルヒースが、ボディビルの世界に足を踏み入れ始めたのは、2002年のこと。

地元のジムでスタッフとして働き始めたことがきっかけでした。

そこはトレーニーとしては最高の環境でした。情報がたくさんあり、フィルヒースは栄養学やサプリメント、そしてもちろん効果的なトレーニング方法について貪るように学んでいったのです。

 

フィルヒースはこの頃の日々を、「今の自分を形成するベースとなった期間」と振り返っています。

フィルヒースの肉体は、みるみるうちに、バルクアップしていきました。

 

チャンピオンの誕生

2003年、フィルヒースはついに初めての大会に参加します。

「The Rocky Mountain Notrthern Physuque Committee」です。その大会でフィルヒースは初出場ながら見事、優勝するとともに、圧倒的なパフォーマンスから「The Giht」という称号を手にするのでした。

 

その後フィルヒースは大小様々な大会に出場し、着実に結果を残していきます。

 

2008年にはついに、Mr.Olympia(世界的に有名なボディビルダーの大会。世界最高峰のレベル)に出場し、初出場で3位入賞します。

初出場で3位というのは実は、1993年にFlex Wheelerが成し遂げて以来の快挙です。

 

その後のMr.Olympiaはまさに、フィルヒースとともにあったといっても過言ではありません。

Jay Cutlerなど、名だたる強豪との戦いの歴史です。

まぁ、戦いといっても「The Gift」の称号は伊達ではありません。

2011年にフィルヒースが初優勝を果たすと、他を寄せ付けず、その6年間優勝し続けるという驚異の偉業をやってのけたのです。年齢的に、背負うハンデキャップも大きくなるでしょうに、本当に凄すぎます。

 

そんなフィルヒースだからこそ、心に染みる名言があります。

 

“I have one life, I’m going to go as hard as I can, as smart as I can.” 

 

「人生は一回しかない。だから自分が出来る限りストイック(ハードトレーニング)でいたいし、スマートでいたいんだ」ということです。

とても当たり前ではあるのですが、偉業を成し遂げた彼だからこそ、深みがある言葉ですよね。

 

フィルヒースのトレーニング

次に、フィルヒースのトレーニングについてご紹介していきます。

まず、前提としてフィルヒースは以下二点を大事にしています。

 

基本に忠実に

フィルヒースのトレーニング内容は基本的に、数年間変わっていません。

もちろん明確な弱点があれば、そこを重点的に鍛えるメニュー取り入れますが、全体的に見ると、Mr.Olympiaで初めて優勝したときと、6回優勝した頃のトレーニング内容は極めて似ています。

「新しいトレーニングメニューや奇抜なメニューは取り入れなくていい。ベーシックなメニューを忠実に、粘り強く正確にやっていくのがベスト」だというのが、フィルヒースの考え方です。

 

オーバートレーニングはダメ、絶対

また、フィルヒースはオーバートレーニングをしないことの重要性を強く唱えています。言わずもがな、故障しないためです。

こんなお言葉があります。

 

“it’s just learning how not to over-train, learning how to listen to your body, and realize that, yeah, if I go in the gym and something doesn’t feel right, then I may drop that whole exercise and go on to something else.” 

 

要は、「ただ単にオーバートレーニングしないということではないぜ。もっと本質的な自分の体の声の聞き方を学ぶということなんだぜ。もし俺がジムに行って、ほんの少しでも体の異変を感じることができたら、トレーニングを全てやめて、ほかのとこに行っちゃうぜ」ということです。

怪我をしてしまったら、元の子もないですから、そこの管理能力はプロとして当然求められてくるわけです。

 

実際のトレーニングメニューは?

では、そんなフィルヒースのトレーニングメニューを見てみましょう。

週4日のトレーニング構成となっています。

 

月曜日(脚の日)
メニュー レップ数 セット数
レッグカール 8-10 4
レッグデッドリフト 8-10 4
シーテッドレッグカール 10-12 7
カーフレイズ 15-20 4
シーテッドカーフレイズ 15-20 7
エクステンション 10-12 4
フロントスクワット 10-12 4
レッグプレス 12 3
ハックスクワット 7 7

 

火曜日(胸と三頭筋の日)
メニュー レップ数 セット数
ダンベルインクラインプレス 10-12 4
ダンベルインクラインフライ 10-12 4
ハンマーストレングスベンチプレス 10-12 3
ペックデック 10-12 7
プッシュダウン 10-12 3
ディップス 10-12 3
ベンチプレス 10-12 3
トライセップエクステンション 10-12 7

 

水曜日(休息日) 
木曜日(背中と二頭筋の日)
メニュー レップ数 セット数
ワイドグリッププルアップ 10-12 3
懸垂 10-12 3
Tバーロウ 12 4
ベントオーバーロー 12 4
ダンベルロー 12 3
アームプルダウン
(ロープ使用)
10-12 7
EZバーカール 12 3
ハンマーカール 12 3
コネクションカール 12 3
プリッチャ−カール 8-10 7

 

金曜日(肩の日)
メニュー レップ数 セット数
スミスマシンミリタリープレス 10-12 4
ダンベルフロントレイズ 10-12 4
アップライトロー 10-12 4
ダンベルラテラルレイズ 10-12 7
ダンベルシュラッグ 12 4
バーベルシュラッグ 12 4

 

以上となります。個人的には一言で言うと、エグい笑。あの肉体ですから、やはりボリュームはかなりのもの…。

ぜひ、参考にしてみてください。
 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はフィルヒースに関してまとめてみました。

「The Gift」と称される彼ですが、Giftをただただ受け取っただけの男ではなくて。

そのGiftを手にするために、コツコツコツコツ血の滲むような努力を続けたからこそ、現在のフィルヒースがあるわけです。

努力を怠らない姿勢、しっかりと見習いたいですね。

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